ユニット4 核医学の問題

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核医学検査に関して正しいものを3つ選べ。(2018-26, 2019-29)

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  • a. 123 I-IMPは99mTc製剤より脳血流との直線性が高い。
  • b. 図1の症例では右冠動脈領域の虚血が疑われる。
  • c. 一般に溶骨性転移は骨シンチグラフィでの集積が高く、検出能が高い。
  • d. 図2の症例はサルコイドーシスを疑う。
  • e. センチネルリンパ節シンチグラフィで集積がみられたリンパ節には必ず転移がある。
答. a,b,d
核医学
  • c. 溶骨性転移は集積が低くて検出能が低い
  • e. 集積は必ず転移を表すわけではない

核医学検査に関して正しいものを3つ選べ。(2020-30)

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  • a. 123 I-IMPは99mTc製剤より脳血流との直線性が高い。
  • b. 図1の症例では左冠動脈前下行枝領域の虚血が疑われる。
  • c. 図2の症例はサルコイドーシスを疑う。
  • d. ガリウムシンチグラフィは早期癌の検出に優れた検査である。
  • e. 一般に溶骨性転移は骨シンチグラフィでの集積が高く、検出能が高い。
答. b,d,e
核医学
  • b. 右冠動脈領域
  • d. 早期癌の検出率は著しく低い
  • e. 溶骨性転移は集積が低くて検出能が低い

核医学検査に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。(2021-22)

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  • a. 123I-IMPは99mTc製剤より脳血流との直線性が高い。
  • b. 図1の症例では左冠動脈前下行枝領域の虚血が疑われる。
  • c. 図2の症例はサルコイドーシスを疑う。
  • d. ガリウムシンチグラフィは早期癌の検出には向かない。
  • e. 一般に造骨性転移は骨シンチグラフィでの集積が高く、検出能が高い。
答. b
核医学
  • b. 右冠動脈領域

核医学検査について誤っているものを1つ選べ。画像(2022-22)

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  • a. 図1の症例はサルコイドーシスを疑う。
  • b. 図2の症例では右冠動脈領域の虚血が疑われる。
  • c. 99mTc製剤は123I-IMPより脳血流との直線性が高い。
  • d. 図3はレボドパが有効性を示す。
  • e. びまん性造骨性転移は骨シンチグラフィで腎臓の集積が低下する。
答. c
核医学
  • c. IMPのほうが直線性が高い

心筋シンチグラフィのうち、正しいもの2つ選べ。(2018-16, 2019-15)

  • a. 201Tlは能動的に心筋細胞に摂取される。
  • b. 99mTc-PYPは心筋虚血部位に集積する。
  • c. 99mTc-MIBIでは心筋虚血部位に再分布する。
  • d. 123 I-MIBGはノルアドレナリンのuptake2により取り込まれる。
  • e. 123 I-BMIPPは心筋の脂肪酸代謝を反映する。
答. a,e
核医学
  • b. 肝・胆道集積が高い
  • c. 再分布なし
  • d. uptake1

心筋シンチグラフィに関する記述のうち、正しいものを全て選べ。(2020-20)

  • a. 201Tlは能動的に心筋細胞に摂取される。
  • b. 99mTc-PYPは心筋虚血部位に集積する。
  • c. 201Tlは心筋虚血部位に再分布する。
  • d. 201Tlは心筋梗塞部位に集積しない。
答. a,c,d
核医学
  • b. 心筋虚血部位には集積しない

心筋シンチグラフィに関する記述のうち、正しいものを全て選べ。(2020-22)

  • a. 心筋viabilityの検出にFDG-PETが有効である。
  • b. 99mTcのエネルギーは70~80KeVである。
  • c. 123I-MIBGはuptake1の働きにより血中から神経末端に取り込まれる。
  • d. 正常心筋は好気的条件下において、脂肪酸代謝に60%を依存している。
答. a,c,d
核医学
  • b. 約140KeV

18F FDG-PET検査に関する記述で、誤っているものを3つ選べ。(2018-27)

  • a. SPECTより感度、空間分解能ともに高い。
  • b. 肺癌の病期診断に用いることが推奨されている。
  • c. 印環細胞癌では必ず強い集積がみられる。
  • d. リンパ腫で治療前に見られたFDG集積が治療後に見られなくなったが、腫瘤が残っているため積極的な治療を継続した。
  • e. 心臓サルコイドーシスの活動性評価のため6時間の絶食で検査を行った。
答. c,d,e
核医学
  • c. 院肝細胞癌は集積が低いことが多い
  • e. 最低12時間以上

18F FDG-PET検査に関する記述で、誤っているものを3つ選べ。(2019-30)

  • a. SPECTより感度、空間分解能ともに高い。
  • b. 肺癌の病期診断に用いることが推奨されている。
  • c. 腎細胞癌では必ず強い集積がみられる。
  • d. リンパ腫では強いFDG集積がみられるため治療前にFDG-PET検査を行う必要はない。
  • e. 心臓サルコイドーシスの活動性評価のため6時間の絶食で検査を行った。
答. c,d,e
  • c. 病変部は集積が乏しい
  • d. 治療効果判定可能
  • e. 最低12時間以上

18F FDG-PET検査に関する記述で、誤っているものを3つ選べ。(2020-31)

  • a. ガリウムシンチグラフィより感度、空間分解能ともに高い。
  • b. 肺癌の病期診断に用いることが推奨されている。
  • c. 高分化肝細胞癌では集積が低いことがある。
  • d. リンパ腫では強いFDG集積が強いため、治療前のFDG-PET検査の有用性は低い。
  • e. 心臓サルコイドーシスの活動性評価のため6時間の絶食で検査を行った。
答. a,b,c
  • d. 治療効果判定可能
  • e. 最低12時間以上

18F FDG-PET検査に関する記述のうち正しいものを1つ選べ。(2021-23)

  • a. 肺癌の良性悪性の鑑別に用いることが推奨される。
  • b. ガリウムシンチグラフィに感度、空間分解能が劣る。
  • c. 印環細胞癌では集積が弱いことがある。
  • d. リンパ腫では強いFDG集積が見られるため、治療前にFDG-PET検査を行う必要はない。
  • e. 心臓サルコイドーシスの活動性評価のため絶食を行わずに検査を行った。
答. c
核医学
  • a. 良悪性の鑑別には使用不可
  • b. どちらも高い
  • d. 治療効果の判定可能
  • e. 最低12時間以上

内用療法の核種と治療との組合せで誤っているものを1つ選べ。(2018-28, 2019-31)

  • a. 131Iカプセル:甲状腺分化癌
  • b. 89Sr:骨転移
  • c. 90Y:神経内分泌腫瘍
  • d. 223Ra:骨転移
  • e. 1311-MIBG:リンパ腫
答. c
  • c. 90Yは悪性リンパ腫で177Luは神経内分泌腫瘍

保険収載されている悪性リンパ腫に対する内用療法の核種を1つ選べ。(2020-32)

  • a. 131I
  • b. 90Y
  • c. 223Ra
  • d. 131I-MIBG
  • e. 177Lu
答. b

保険収載されている前立腺癌の内用療法の適応のある核種を1つ選べ。(2021-24)

  • a. 131I
  • b. 90Y
  • c. 223Ra
  • d. 131I-MIBG
  • e. 177Lu
答. c

甲状腺癌に対するヨード(I-131)放射線療法の適応となるものはどれか。2つ選べ。(2019-7)

  • a. 乳頭癌
  • b. 濾胞癌
  • c. 低分化癌
  • d. 髄様癌
  • e. 未分化癌
答. a,b

甲状腺癌に対するヨード(I-131)放射線療法の適応となるものはどれか。2つ選べ。(2020-12)

  • a. 乳頭癌
  • b. 濾胞癌
  • c. 悪性リンパ腫
  • d. 髄様癌
  • e. 未分化癌
答. a,b