ユニット5 リスクマネジメントの問題
放射線が人体に与える影響のうち、確率的影響を1つ選べ。(2021-31)
- a. 発癌
- b. 白内障
- c. 皮膚炎
- d. 白血球減少
- e. 不妊
答. a
放射線科のリスクマネジメント
放射線のリスクマネジメントについて、正しいものを2つ選べ。(2021-32)
- a. 医療被曝の線量限度は100mSv/5年である。
- b. 被曝による発癌のリスクは成人より小児の方が高い。
- c. 確率的影響の発生頻度-線量のグラフはS字になる。
- d. γ線は薄い金属板で遮蔽できる。
- e. Svは生体の被曝による生物学的影響を表す。
答. b,e
放射線科のリスクマネジメント
- a. 線量限度なし
- c. 確率的影響は直線
- d. 鉛や鉄
放射線のリスクマネジメントについて、誤っているものを1つ選べ。(2022-33)
- a. 職業被曝の線量限度は100mSv/5年である。
- b. 被曝による発癌のリスクは成人より小児の方が高い。
- c. 確定的影響(組織障害)の発生頻度―線量のグラフはS字になる。
- d. β線は薄い金属板で遮蔽できる。
- e. Svは生体の被曝による生物学的影響を表す。
答.
放射線科のリスクマネジメント 答え不明
電離放射線に関する記述のうち、正しいものを全て選べ。(2020-23)
- a. 放射線防護の原則は、正当化・最適化・線量限度である。
- b. 人口1万人当たりのCT装置数は、日本は最も多い。
- c. 確率的影響を求めるためのデータの一つは、Hiroshima modelである。
- d. 成人に比べ小児は電離放射線に対する感受性が高い。
答. a,b,c,d
放射線科のリスクマネジメント
単純MRIを撮影する際、注意して確認すべきものはどれか。2つ選べ。(2022-32)
- a. ニトロダームなどの、体表貼付物の有無
- b. 入れ墨の有無
- c. 肝機能障害
- d. 腎機能障害
- e. 皮下出血の有無
答. a,b
放射線科のリスクマネジメント
- b. 火傷を起こす
造影剤に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。(2020-18)
- a. 二酸化炭素は陽性造影剤である。
- b. 造影剤腎症予防目的で輸液する場合、0.9%生理食塩水を使用する。
- c. 脱水、重症心不全、糖尿病、低タンパク血症は、ヨード造影剤腎症の危険因子である。
- d. ヨード造影剤使用歴のある患者でかつ副作用歴がない場合、次回のヨード造影剤使用も安全と考えてよい。
- e. 喘息患者への使用は禁忌である。
答. b,c
放射線科のリスクマネジメント
- a. 陰性造影剤
- d. 毎回確認を行う
ヨード造影剤副作用、アナフィラキシーに関する記述のうち正しいものを全て選べ。(2020-19)
- a. 静注薬剤のうち、アナフィラキシーを起こす頻度が高いものは、ヨード造影剤、筋弛緩剤、抗生剤、の3つである。
- b. アナフィラキシーと診断したら、成人ではアドレナリン0.3mgを静注する。
- c. アナフィラキシーの症状は、皮膚・粘膜症状、呼吸器症状、循環器症状、消化器症状に分類される。
- d. 即時型副作用だけでなく遅延型副作用にも留意する。
答. a,c,d
放射線科のリスクマネジメント
- b. 0.01mg/kg(最大値0.5mg)で筋肉注射
体重80kg の成人男性で造影剤使用後にアナフィラキシーショックを起こした。この場合、アドレナリンを使用する際の適切な容量、投与方法を1つ選べ。(2022-31)
- a. アドレナリン0.8mgを静脈注射する。
- b. アドレナリン0.5mgを静脈注射する。
- c. アドレナリン0.8mgを筋肉注射する。
- d. アドレナリン0.5mgを筋肉注射する。
- e. アドレナリン0.8mgを皮下注射する。
答. d
放射線科のリスクマネジメント
- d. 0.01mg/kg(最大値0.5mg)で筋肉注射
ヨード造影剤による造影剤腎症予防について正しいものはどれか。1つ選べ。(2019-17)
- a. 尿量増加のためにループ利尿薬を用いる。
- b. 検査後に血液透析を行う。
- c. 検査前から長時間の輸液を行う。
- d. 使用前は禁食にする。
- e. 造影剤を増量する。
答. c
放射線科のリスクマネジメント
- c. 唯一エビデンスのある予防法
ヨード造影剤による造影剤腎症予防に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。(2020-17)
- a. 検査後に血液透析を行う。
- b. ループ利尿薬を使用している場合、中止を考慮する。
- c. 検査前後長時間(原則的に24時間ずつ)の輸液を行う。
- d. 使用前は禁食にする。
- e. 問診を行えば、検査前の血液検査は必要ない。
答. b,c
放射線科のリスクマネジメント
- c. 唯一エビデンスのある予防法
MRI検査に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。(2020-21)
- a. 喘息は禁忌である。
- b. 高度腎機能障害例に対するガドリニウム造影剤の副作用として、腎性全身性線維症がある
- c. 眼内に金属のある患者は禁忌である。
- d. 高度腎機能低下症例では、CT造影検査の代替としてMRI造影検査を行う。
- e. ガドリニウム造影剤に対する副作用歴のない患者では、その後の使用でもガドリニウム造影剤に対するアナフィラキシー反応は生じない。
答. b,c
放射線科のリスクマネジメント
- d. 腎機能低下ではMRI造影禁忌
- e. 毎回確認をする
MRI検査に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。(2021-33)
- a. 喘息は禁忌である。
- b. 造影剤の遅延型副作用は、24時間までの観察が必要である。
- c. 静磁場による力学作用では、磁性体の質量が大きいほど強く引き寄せられる。
- d. アナフィラキシーを起こす3大静注薬剤はヨード造影剤、筋弛緩剤、抗生剤である。
- e. ガドリニウム造影剤に対する副作用歴のない患者では、その後の使用でもガドリニウム造影剤に対するアナフィラキシー反応は生じない。
答. c,d
放射線科のリスクマネジメント
- b. 48時間まで
- e. 毎回確認をする