がんゲノム医療と遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリングの問題

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次の文章で正しいものはどれか、1つ選べ。(2020-14)

  • a. 外来が混んでいたので、初診時に自分の名前を名乗らず診療を開始した
  • b. 家族ががんという診断名を本人に伝えないようにと希望したので、本人にがんと伝えなかった
  • c. 患者の上司から本人に知られないように病状について知りたいと言われたので伝えた
  • d. 患者の希望を失わせないようにするために、治癒不可能なことは伝えなかった
  • e. 初診時に、家族と一緒に受診したので、本人および家族に病状および治療について説明した
答. e
がん患者とのコミュニケーション
  • a. 名乗る
  • b. どのように本人に伝えるか家族と考える。伝えないということはない。
  • c. 基本的に本人以外には伝えない。まして、本当に上司かもわからない人には伝えない。
  • d. 伝える。次回に悪い知らせを伝えることを告知し、家族の同席などを促す。

成人を対象としたインフォームド・コンセントについて正しいのはどれか、1つ選べ。(2021-14)

  • a. 本人と家族の同意が必要である。
  • b. 患者は同意をいつでも撤回できる。
  • c. 予後についての説明は必要でない。
  • d. 医師の過失責任を回避する目的で行う。
  • e. 最新の治療法を推奨しなければならない。
答. b
がん患者とのコミュニケーション

次の文章で正しいものはどれか、1つ選べ。(2020-15)

  • a. 遺伝性腫瘍の患者および家族への遺伝カウンセリングは、必要がない
  • b. BRCA1遺伝子変異は膵がん発症のリスクをあげる
  • c. がん抑制遺伝子による発がんには1段階の変異が必要である
  • d. 家族性大腸腺腫症はp53遺伝子変異による
  • e. 多発内分泌腫瘍Ⅰ型では、甲状腺髄様がんを発症する
答. b
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. 必要がある
  • b. 乳癌と卵巣癌の発症だが、前立腺癌・膵癌もみられる
  • c. 2段階の変異
  • d. APC遺伝子変異
  • e. II型で発症

次の文章で正しいものはどれか、1つ選べ。(2021-15)

  • a. リンチ症候群の浸透率は100%である。
  • b. BRCA1遺伝子変異は男性の腫瘍には関係がない。
  • c. がん抑制遺伝子による発がんには1段階の変異が必要である。
  • d. 家族性大腸腺腫症はAPC遺伝子変異による。
  • e. 多発性内分泌腫瘍症1型では、甲状腺髄様がんを発症する。
答. d
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. 100%ではない
  • b. 男性乳がんのリスクの増加
  • e. 2型で発症

正しいものを1つ選べ。(2022-15)

  • a. リンチ症候群は大腸癌の半数を占める
  • b. BRCA1遺伝子変異は男性の発癌に関与しない
  • c. がん抑制遺伝子による発がんには2段階の変異が必要である
  • d. 家族性大腸腺腫症はRB遺伝子変異による
  • e. 多発内分泌腫瘍Ⅱ型では、膵内分泌腫瘍を発症する
答. c
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. 0.7%-3.7%
  • b. 前立腺癌や乳癌、膵癌に関与
  • d. APC遺伝子変異
  • e. I型

組み合わせで正しいものはどれか、1つ選べ。(2020-17)

  • a. 遺伝性乳がん卵巣がん症候群 - Ras
  • b. 家族性大腸腺腫症 - MSH6
  • c. リンチ症候群 - CD4/6
  • d. 多発性内分泌腫瘍症II型 - 副甲状腺機能亢進症
  • e. 網膜芽細胞腫 - RB
答. e
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. BRCA1/2
  • b. APC
  • c. MLH1、MSH2、MSH6、PMS2
  • d. 甲状腺髄様癌

遺伝性腫瘍の説明で誤っているものはどれか、1つ選べ。(2020-18, 2021-18)

  • a. 遺伝性乳がん卵巣がん症候群でのBRCA1/2遺伝子変異の浸透率はほぼ100%である
  • b. 家族性大腸腺腫症では、ポリポーシスを放置すると60 歳頃までにほぼ100%大腸がんを発症する
  • c. Lynch 症候群におけるマイクロサテライト不安定性検査には腫瘍組織が必要である
  • d. 多発性内分泌腫瘍症II型の原因遺伝子であるRET遺伝子には変異がよく認められるホットスポットがある
  • e. Li-Fraumeni症候群では、骨肉腫、乳がん、脳腫瘍等の発症リスクが高い
答. a
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. BRCA1:78%、BRCA2:70%

遺伝性腫瘍の説明で誤っているものはどれか、1つ選べ。(2022-18)

  • a. 遺伝性乳がん卵巣がん症候群でのBRCA1/2遺伝子変異の浸透率はほぼ100%である
  • b. 家族性大腸腺腫症では、ポリポーシスを放置すると60歳頃までにほぼ100%大腸がんを発症する
  • c. Lynch 症候群におけるマイクロサテライト不安定性検査には腫瘍組織が必要である
  • d. 多発性内分泌腫瘍症2型の原因遺伝子であるRET遺伝子には変異がよく認められるホットスポットがある
  • e. Li-Fraumeni症候群では、骨肉腫、乳がん、脳腫瘍等の発症リスクが高い
答. a
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. 乳癌発症の浸透率は78%、卵巣癌は40%

遺伝性腫瘍の遺伝学的検査を行う際の注意点として誤っているものはどれか、1つ選べ。(2020-19)

  • a. 受診者には変異の解釈が難しい場合があることをあらかじめ説明しておく
  • b. 家系員のリスク評価には、家系内でがんを発症した人の遺伝子検査結果が必要である
  • c. 未発症の保因者の検査・説明は診療科スタッフのみで担当してよい
  • d. 血縁者への情報提供の方法について受診者と話し合っておく
  • e. 変異が陽性の場合の具体的な対策をたてて説明しておく
答. c
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング

遺伝性腫瘍の遺伝学的検査を行う際の注意点として誤っているものはどれか、1つ選べ。(2021-19)

  • a. 受診者には変異の解釈が難しい場合があることをあらかじめ説明しておく。
  • b. 家系員のリスク評価には、家系内でがんを発症した人の遺伝子検査結果が必要である。
  • c. 未発症の保因者の検査・説明は診療科医師のみで担当してよい。
  • d. 血縁者への情報提供の方法について受診者と話し合っておく。
  • e. 変異が陽性の場合の具体的な対策をたてて説明しておく。
答. c
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング

遺伝性腫瘍の遺伝学的検査を行う際の注意点として誤っているものはどれか、1つ選べ。(2022-19)

  • a. 受診者には変異の解釈が難しい場合があることをあらかじめ説明しておく。
  • b. 家系員のリスク評価には、家系内でがんを発症した人の遺伝子検査結果が必要である。
  • c. 未発症の保因者の検査・説明は診療科医師のみで担当してよい。
  • d. 血縁者への情報提供の方法について受診者と話し合っていく。
  • e. 変異が陽性の場合の具体的な対策をたてて説明しておく。
答. c
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング

医薬品の有効性・安全性評価のうち、製造販売前の最終段階で実施するのはどれか、一つ選べ。(2021-38)

  • a. 第I相試験
  • b. 第II相試験
  • c. 第III相試験
  • d. 第IV相試験
  • e. 非臨床試験
答. c
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング

正しいがん抑制遺伝子を3つ選べ。(2021-10, 2022-10)

  • a. TP53遺伝子
  • b. MYC遺伝子
  • c. RAS遺伝子
  • d. MLH1遺伝子
  • e. RB遺伝子
答. a,d,e
遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング

がんゲノム医療について正しいものはどれか、1つ選べ。(2021-50)

  • a. がんゲノム検査は、がんと診断された時点で治療方針決定のために行う。
  • b. がんゲノム検査は、遺伝性腫瘍の可能性を検出する可能性はない。
  • c. がんゲノム検査の結果で、治療を提供できる可能性は非常に高い。
  • d. がんゲノム検査は、血液の検体を用いて行うことが可能である。
  • e. がんゲノム検査は、各治療での副作用を予測する目的で行う。
答. d
がんゲノム医療と遺伝性悪性腫瘍と遺伝カウンセリング
  • a. がんの標準治療が終了した固形患者に適応
  • b. 可能性あり
  • c. 半分ほどで非常に高いわけではない
  • e. 分子標的薬や治療戦略を検討するための検査

癌患者とのコミュニケーションにおけるSHAREについて誤っているものを1つ選べ。(2022-14)

  • a. 患者を落ち込ませないように話し合うときは患者と家族を分け、患者には厳しい話はしない。
  • b. 落ち着いて話せるようプライバシーの保たれた部屋で行う
  • c. わかりやすい言葉を用いて説明する
  • d. 今後の治療方針だけでなく日常生活まで相談する
  • e. オープンクエスチョンを用いる
答. a
がん患者とのコミュニケーション
  • a. 患者に話す
  • b. SHAREのS
  • c. SHAREのH
  • d. SHAREのA