ユニット3-1 鼻・副鼻腔の問題
正しいものを1つ選べ(2018-10)
- a. 中鼻道に開口する副鼻腔は上顎洞、前部篩骨洞、蝶形骨洞である。
- b. 鼻腔後方の鼻出血には、内頚動脈結紮を用いる。
- c. ヒトの嗅覚受容体は、10種類である。
- d. 前鼻鏡検査で最も前方にみえる鼻甲介は、下鼻甲介である。
- e. 上顎洞癌の標準的遅漏は、ESS(Endoscopic Sinus Surgery)である。
答. d
正しいものを1つ選べ。(2020-17, 2021-1)
- a. 中鼻道に開口する副鼻腔は上顎洞、前部篩骨洞、前頭洞である
- b. 鼻腔内の血管は全て外頸動脈由来である
- c. ヒトの嗅神経は再生しない
- d. 鼻呼吸と口呼吸の吸気浄化作用は同等である
- e. ヒトの鼻で1日に産生される鼻汁の量は約100mLである
- f. 内頚動脈由来、c. 嗅上皮に神経幹細胞がある、d. 鼻は天然の空気清浄機、e. 1000ml/日
答. a
正しいものを3つ選べ。(2019-29, 2021-2)
- a. 嗅覚検査には基準嗅力検査と動脈性嗅覚検査がある
- b. 鼻の単純X線検査による蝶形骨洞の評価は容易である
- c. MRI検査は副鼻腔内病変の性状評価に有用である
- d. 前鼻鏡検査で最も前方にみえる鼻甲介は下鼻甲介である
- e. 鼻閉の客観的検査として鼻腔通気度検査がある
答. c,d,e
嗅覚低下をきたすものはどれか。正しいものを3つ選べ。(2019-32, 2020-18, 2021-3)
- a. アデノイド増殖症
- b. アルツハイマー病
- c. 頭部外傷
- d. 慢性副鼻腔炎
- e. 術後性上顎嚢胞
答. b,c,d
40歳女性。毎年2月下旬ごろから、くしゃみ、水様性鼻汁および鼻閉が出現し、目のかゆみを伴うことがある。5月上旬には症状は消失する。鼻X線写真に異常はない。この疾患の治療について誤りを1つ選べ(2018-9, 2019-30, 2020-20, 2022-23)
- a. 抗原の除去と回避
- b. マクロライド療法
- c. 鼻噴霧器ステロイド薬
- d. アレルゲン免疫療法
- e. 手術療法
答. b
48歳女性。30歳頃から気管支喘息を発症し、痛み止めの内服で喘息発作を起こしたことがある。鼻閉、嗅覚障害があり、前鼻鏡検査では両側に多発する鼻茸を認めた。この疾患について正しいものを1つ選べ。(2019-12, 2020-19, 2021-4)
- a. 鼻茸に高度の好中球浸潤がみられる
- b. CT検査で篩骨洞優位の軟部陰影がみられる
- c. マクロライド療法が有効である
- d. アスピリン不耐症を合併することがある
- e. 末梢血好酸球の増加がみられる
答. b,d,e