ユニット3-2 口腔咽喉頭・良性疾患の問題
神経と機能について正しいものを2つ選べ。(2019-27, 2020-21, 2022-24)
- a. 舌咽神経 - 咽頭収縮筋の運動
- b. 顔面神経 - 顔面の知覚
- c. 三叉神経 - 口唇の知覚
- d. 迷走神経 - 顔面の運動
- e. 舌神経 - 舌根の運動
答. a,c
伝染性単核球症について正しいものを1つ選べ(2018-11)
- a. 病因はA群β溶血連鎖球菌が最も頻度が高い。
- b. 咽頭痛、発熱の他にリンパ節腫脹や肝機能障害を生じる。
- c. 血液検査では白血球数が増加し、好中球の割合が増加する。
- d. 腎炎が出現し、尿検査で潜血反応がみられる。
- e. 治療は抗菌薬の投与であり、ペニシリン系が第一選択である。
答. b
伝染性単核球症について正しいものを3つ選べ。(2019-18, 2021-6)
- a. 病因はEBウイルスであり、空気感染する
- b. 咽頭痛、発熱の他にリンパ節腫脹や肝機能障害を生じる
- c. 口蓋扁桃の偽膜形成が特徴的である
- d. 血液検査ではリンパ球の割合が増加する
- e. 治療は抗菌薬の投与であり、ペニシリン系が第一選択である
答. b,c,d
扁桃周囲膿瘍について正しいものを2つ選べ。(2019-19, 2020-23, 2021-7, 2022-32)
- a. 両側性に生じることが多い
- b. 膿瘍形成の評価には造影CTが有用である
- c. 気道狭窄をきたすことはない
- d. 抗菌薬投与は禁忌である
- e. 頸部膿瘍に発展し、手術が必要になることがある
答. b,e
睡眠時無呼吸症候群について正しいものを2つ選べ。(2019-34, 2020-24, 2021-8)
- a. 成人の睡眠時無呼吸症候群は10秒以上の無呼吸が1時間に10回以上と定義する
- b. 閉塞性、末梢性、中枢性に分類される
- c. 小児では、アデノイド増殖や口蓋扁桃肥大が原因となる
- d. 成人では、肥満者以外で睡眠時無呼吸は生じない
- e. 診断のためには PSG(睡眠ポリグラフ検査)が必要である
答. c,e
小児の睡眠時無呼吸症候群として誤っているものを1つ選べ。(2018-12)
- a. アデノイドや口蓋扁桃の肥大が原因である。
- b. 成長障害を生じることがある。
- c. いびきをかくことは少ない。
- d. 学童期では学力低下をきたすこともある。
- e. アデノイド口蓋扁桃摘出術が有効である。
答. c
唾液腺について正しい組合せを選べ。(2020-22, 2021-5)
- a. 大唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺が含まれる
- b. 流行性耳下腺炎では抗ウイルス薬投与を行う
- c. 急性化膿性耳下腺炎は20-30代に好発する
- d. 顎下腺唾石症では顎下腺摘出術が必要なことがある
- e. シェーグレン症候群は唾液腺疾患のため流涙量は減少しない
答. a,d