免疫系の2018年度の問題
1. 自己免疫疾患について誤っているのはどれか、1つ選べ。(2018-1)
- a. 自己の正常体成分に対する細胞性免疫反応および抗体産生によって引き起こされる疾患である。
- b. 臓器特異的な疾患と臓器非特異的疾患に大別される。
- c. 臓器特異的自己免疫疾患については皮膚筋炎や橋本病がある。
- d. 臓器非特異的自己免疫疾患は膠原病とも呼ばれ、多臓器をおかす。
- e. Sjögren 症候群は臓器非特異的自己免疫疾患である。
答. c
1.自己免疫疾患の症候
- c. 皮膚筋炎は臓器非特異的自己免疫疾患である
ユニット1 自己免疫疾患総論
2. 次の各文の中で誤っているのはどれか、1つ選べ。(2018-2)
- a. 橋本病ではリンパ球の浸潤が強く、甲状腺組織は破壊される。
- b. 皮膚筋炎では悪性腫瘍の合併が多い。
- c. 全身性エリテマトーデス(SLE)では、脾臓のwire loop lesion、腎臓のonion skin lesionが特異的である。
- d. 重症筋無力症では胸腺腫の合併が多い。
- e. 関節リウマチではアミロイドーシスの合併がしばしばみられる。
答. c
1.自己免疫疾患の症候
- c. 腎臓のwire loop lesion、脾臓のonion skin lesionである
ユニット1 自己免疫疾患総論
3. 皮膚筋炎で認められる徴候はどれか、1つ選べ。(2018-3)
- a. 蝶形紅斑
- b. 外陰部潰瘍
- c. ぶどう膜炎
- d. ヘリオトロープ疹
- e. 毛嚢炎様皮疹
答. d
1.自己免疫疾患の症候(p18-21)
- a. SLEで見られる
- b. ベーチェット病
- c. ベーチェット病
- e. ベーチェット病
ユニット1 自己免疫疾患総論
4. 多発血管炎性肉芽腫症で認めやすい症状はどれか、1つ選べ。(2018-4)
- a. 口腔内乾燥感
- b. 関節炎
- c. 口腔内潰瘍
- d. 鼻出血
- e. 下血
答. c
9.小血管炎(p26)
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
5. 皮膚潰瘍を合併しやすい疾患はどれか、2つ選べ。(2018-5)
- a. 多発血管炎性肉芽腫症
- b. 強皮症
- c. 全身性エリテマトーデス
- d. ベーチェット病
- e. 悪性関節リウマチ
答. b,e
ユニット1 自己免疫疾患総論
6. 高齢者に多い疾患はどれか。2つ選べ。(2018-6, 2019-6, 2020-6, 2021-6, 2023-6)
- a. 巨細胞性動脈炎
- b. 高安動脈炎
- c. 顕微鏡的多発血管炎
- d. 成人スチル病
- e. 全身性エリテマトーデス
答. a,c
1.自己免疫疾患の症候
- a. 50歳以上の女性
- b. 若年女性
- c. 50歳以上
- d. 16歳以上
- e. 15~40歳女性
ユニット1 自己免疫疾患総論
7. 神経症状 (中枢性あるいは末梢性)をきたしにくい疾患はどれか。1つ選べ。(2018-7, 2019-7, 2020-7, 2021-7)
- a. 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
- b. 悪性関節リウマチ
- c. 全身性エリテマトーデス
- d. ベーチェット病
- e. 多発性筋炎
答. e
1.自己免疫疾患の症候(p46)
- a. 脳血管障害、精神症状
- b. 多発性単神経炎
- c. 精神症状、神経症状、脳血管障害
- d. 脳血管障害
ユニット1 自己免疫疾患総論
8. 通常、血清補体価の低下しない疾患はどれか。1つ選べ。(2018-8, 2019-8, 2020-8, 2021-8, 2023-8)
- a. 急性糸球体腎炎
- b. 全身性エリテマトーデス
- c. 膜性増殖性糸球体腎炎
- d. 顕微鏡的多発血管炎
- e. 悪性関節リウマチ
答. d
2.自己免疫疾患の検査(p11,14)
ユニット1 自己免疫疾患総論
9. 末梢血で好酸球の増多が認められる疾患を1つ選べ。(2018-9)
- a. シェーグレン症候群
- b. 皮膚筋炎
- c. 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(Churg Strauss症候群)
- d. 成人スチル病
- e. 血小板減少性紫斑病
答. c
2.自己免疫疾患の検査(p44)
ユニット1 自己免疫疾患総論
10. 次の記載で誤っているのはどれか。1つ選べ。(2018-10)
- a. 混合性結合組織病では全例に抗RNP抗体が認められる。
- b. 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症では全例に気管支喘息が認められる。
- c. 多発性筋炎の筋電図では低電位、神経筋単位電位の持続時間の短縮が認められる。
- d. 全身性エリテマトーデスの口腔内潰瘍は通常無痛性である。
- e. 強皮症の間質性肺炎では早期から%DLCOが上昇する。
答. e
2.自己免疫疾患の検査(p25)
- e. %DLCOが低下する
ユニット1 自己免疫疾患総論
11. 次の記載で正しいのはどれか。1つ選べ。(2018-11)
- a. 関節リウマチではリウマトイド因子は100%陽性である。
- b. リウマトイド因子が陽性であれば、関節リウマチと診断する。
- c. 関節リウマチ患者で、血清SAAが上昇していれば、反応性アミロイドーシスと診断する。
- d. ガラス板法で陽性なら、梅毒と診断する。
- e. 全身性エリテマトーデスでは、関節変形はきたさない。
答. e
16.関節リウマチ総論関節のみかた(p4)
- a. そんなことはない
- b. 6項目のうち3項目で診断。
- c. 血清SAAが上昇していても、組織に沈着しなければ反応性アミロイドーシスと診断しない
- d. STS(ガラス板法)とTPHAがどちらも陽性で梅毒と判断する。STSのみ陽性の場合、梅毒感染の初期かBFPの可能性がある。
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患
12. 次の組み合わせで誤っているのはどれか。1つ選べ。(2018-12, 2019-12, 2020-12, 2021-12)
- a. 全身性エリテマトーデス - 抗dsDNA抗体陽性
- b. 多発血管炎性肉芽腫症 - PR3-ANCA 陽性
- c. 混合性結合組織病 - 抗RNAポリメラーゼⅢ抗体陽性
- d. 多発性筋炎 - 抗ARS抗体陽性
- e. 関節リウマチ - 抗CCP抗体陽性
答. c
2.自己免疫疾患の検査
- c. 抗U1-RNP抗体、抗RNAポリメラーゼⅢ抗体は全身性強皮症
ユニット1 自己免疫疾患総論
13. 血尿・蛋白尿が高度であり腎不全が進行しやすいのは、ループス腎炎のどの病型か。2つ選べ。(2018-13)
- a. ISN/RPS class Ⅰ
- b. ISN/RPS class Ⅱ
- c. ISN/RPS class Ⅲ
- d. ISN/RPS class Ⅳ
- e. ISN/RPS class Ⅴ
答. c,d
5.ループス腎炎
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
14. 次の治療薬の組み合わせのうち誤っているのはどれか。1つ選べ。(2018-14)
- a. 抗リン脂質抗体症候群 - ワーファリン
- b. 関節リウマチ - メトトレキサート
- c. 肺高血圧症 - シルデナフィル
- d. 強皮症腎 - カルシウム拮抗薬
- e. 血管炎症候群 - シクロホスファミド
答. d
- d. ACE阻害薬
ユニット1 自己免疫疾患総論
15. ループス腸炎で認められるのはどれか。1つ選べ。(2018-15, 2019-15, 2020-15, 2021-15)
- a. 中枢神経症状
- b. 造影CTにおけるTarget sign
- c. 肉眼的血尿
- d. 抗RNP抗体陽性
- e. ネフローゼ症候群
答. b
4.SLEの症候と診断(p25)
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
16. プレドニゾロン 10mg/日を内服し、安定している全身性エリテマトーデス患者が妊娠をした。誤っているのはどれか。1つ選べ。(2018-16, 2019-16, 2020-16, 2021-16)
- a. 抗リン脂質抗体を測定する。
- b. プレドニゾロンを中止する。
- c. 出産は、全身性エリテマトーデス患者の診療経験の豊富な産科で行うよう勧める。
- d. 梅毒反応偽陽性は、妊娠中絶の理由にはならない。
- e. 抗SS-A 抗体が陽性であると、新生児に一過性のループス症状が出現することがある。
答. b
6.SLEの治療
- b. 胎盤通過性がないので妊娠中の母体治療として利用される。SLEの状態安定のため、中止するのは誤り。
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
17. 副腎皮質ステロイド薬の副作用として正しくないのはどれか、1つ選べ。(2018-17)
- a. 骨粗鬆症
- b. うつ状態
- c. 可逆性無月経
- d. ぶどう膜炎
- e. 糖尿病
答. d
4.SLEの症候と診断(p39) その他に易感染性、動脈硬化、血圧上昇、ステロイド筋症、緑内障、白内障、多毛症、満月様顔貌など
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
18. SLEに伴う障害でCRPが上昇するものはどれか。2つ選べ。(2018-18, 2019-18, 2020-18, 2021-18)
- a. 関節炎
- b. 蝶形紅斑
- c. 中枢神経障害
- d. ループス腎炎
- e. 胸膜炎
答. a,e
4.SLEの症候と診断
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
19. SLEの精神症状と関連する自己抗体はどれか。1つ選べ。(2018-19, 2019-19, 2020-19, 2021-19, 2023-19)
- a. 抗Sm抗体
- b. 抗セントロメア抗体
- c. 抗リボソームP抗体
- d. 抗SS-B抗体
- e. 抗GAD抗体
答. c
4.SLEの症候と診断(p27)
- a. SLEの自己抗体だが解答ではない
- b. 強皮症の自己抗体
- d. シェーグレン症候群の自己抗体
- e. 1型糖尿病の自己抗体
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
20. CNSループスの髄液で上昇しないのはどれか、1つ選べ。(2018-20)
- a. IgG index
- b. IgA index
- c. IgM index
- d. 髄液中のグルコース
- e. IL-6
答. d
4.SLEの症候と診断(p27)
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
21. 活動性の高い全身性エリテマトーデスで認められるのはどれか。1つ選べ。(2018-21, 2019-21, 2020-21, 2021-21)
- a. 脾腫
- b. 末梢血白血球上昇
- c. 慢性膵炎
- d. 脱毛
- e. リウマトイド結節
答. d
4.SLEの症候と診断(p34)
- b. 白血球減少
- d. 活動性判定基準に含まれている
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
22. 抗リン脂質抗体症候群で異常値を呈しやすい検査はどれか。1つ選べ。(2018-22, 2019-22, 2020-22, 2021-22, 2023-22)
- a. トロンビン時間
- b. 出血時間
- c. 活性化部分トロンボプラスチン時間
- d. 全血凝固時間
- e. プロトロンビン時間
答. c
20.抗リン脂質抗体症候群
- c. APTT法の試薬の成分がリン脂質であるため、試薬にLA(ループスアンチコアグラント)が結合してしまい凝固反応を抑制し、APTTは延長する
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
23. SLEの疾患活動性の評価として重要なのはどれか、1つ選べ。(2018-23)
- a. CRP値
- b. 血小板数
- c. 血清補体価
- d. 尿蛋白量
- e. 抗Sm抗体価
答. c
6.SLEの治療 抗dsDNA抗体価も指標である
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
24. 全身性強皮症の組織で正しいものはどれか。1つ選べ。(2018-24, 2019-25, 2020-25, 2021-25, 2023-25)
- a. 硬化は真皮深層から始まる。
- b. 細胞浸潤が強い。
- c. しばしば血管炎像が見られる。
- d. 皮下脂肪より深いところに変化が起きない。
- e. 毛細血管は萎縮している。
答. a
10.強皮症総論
- e. 毛細血管は正常
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
25. 全身性強皮症に合併しにくいものを1つ選べ。(2018-25)
- a. 間質性肺炎
- b. 逆流性食道炎
- c. 肺性心
- d. 乾燥性角結膜炎
- e. 潰瘍性大腸炎
答. d
12.強皮症の臓器合併症
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
26. 全身性強皮症の予後について正しいものを1つ選べ。(2018-26)
- a. ステロイドの開発により劇的に改善した。
- b. 自然軽快は期待できない。
- c. 胃癌の発症が左右することが多い。
- d. 肺炎で死亡することが多い。
- e. 発症年齢が若いほどよい。
答. d
10.強皮症総論
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
27. 全身性強皮症の治療に使われることの少ない薬を1つ選べ。(2018-27)
- a. ACE inhibitor
- b. D-penicillamine
- c. Prostaglandin E1
- d. Methotrexate
- e. Vitamin E
答. b
10.強皮症総論
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
28. ベーチェット病で正しいものを1つ選べ。(2018-28)
- a. 陰部潰瘍で発症することが多い。
- b. 最近は軽症例が多い。
- c. 口内炎と結節性紅斑が同時に出れば確診できる。
- d. ステロイドの短期投与によりぶどう膜炎は予防できる。
- e. 発症頻度に人種差はない。
答. b
7.自己炎症症候群(p16-38)
- a. 口腔粘膜のアフタ性潰瘍が初発症状
- c. 主症状(口腔粘膜の再発生アフタ性潰瘍、皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍)の4つが揃って確定診断する
- e. シルクロードに沿った帯状の地域に偏っている
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
29. IgG4関連疾患で見られやすい病変はどれか、2つ選べ。(2018-29)
- a. 大動脈炎
- b. 自己免疫性膵炎
- c. 糸球体腎炎
- d. 唾液腺炎
- e. 胸膜炎
答. b,d
8.シェーグレン症候群と類縁疾患
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
30. 喫煙と関連のある抗体は次のうちどれか。1つ選べ。(2018-30, 2019-30, 2020-30, 2021-30, 2023-30)
- a. 抗核抗体
- b. 抗dsDNA抗体
- c. 抗CCP抗体
- d. 抗SS-A抗体
- e. 抗好中球細胞質抗体
答. c
16.関節リウマチ総論関節のみかた
- b. SLE
- c. 関節リウマチ
- d. シェーグレン症候群
- e. ANCA関連血管炎
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患
31. ステロイドについて誤っているのはどれか。2つ選べ。(2018-31, 2019-31, 2020-31, 2021-31, 2023-31)
- a. 関節リウマチの第一選択薬である。
- b. 効果が出てきたら、直ちにステロイドは中止する。
- c. ステロイドを長期に投与すると副腎皮質が萎縮する。
- d. 強力な抗炎症作用、免疫抑制作用を有する。
- e. 副作用としては、消化性潰瘍、骨粗鬆症、糖尿病などが挙げられる。
答. a,b
- a. DMARDである
- b. 直ちにステロイドは中止しない
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患
32. 生物製剤について誤っているのはどれか、2つ選べ。(2018-32)
- a. 炎症性サイトカインをターゲットにしたものが多い。
- b. 抗TNF-α抗体では、結核の発生が懸念されている。
- c. マウスに作らせたマウス抗体が主である。
- d. 世界で最初に作られた生物製剤は、抗TNF-α抗体である。
- e. 抗IL-6受容体抗体は、大阪大学が中心になって開発されている。
答. c,d
19.関節リウマチの内科的治療
- c. ヒト抗体
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患
33. メトトレキサートの副作用として通常、認められないのはどれか。1つ選べ。(2018-33, 2019-33, 2020-33, 2021-33, 2023-33)
- a. 肝障害
- b. 蛋白尿
- c. 骨髄抑制
- d. 間質性肺炎
- e. 悪性リンパ腫
答. b
19.関節リウマチの内科的治療
- b. 腎障害を起こしたら認められる
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患
34. 多発性筋炎(PM)・皮膚筋炎(DM)について誤っているのはどれか、2つ選べ。(2018-34)
- a. 重篤な間質性肺炎を伴う予後不良の一群がある。
- b. 通常は近位筋が遠位筋より障害されやすい。
- c. 男女の発症率はほぼ等しい。
- d. 40歳以下の発症は稀である。
- e. 発症は亜急性であることが多い。
答. c,d
13.多発性筋炎皮膚筋炎(p3,10,26)
- c. 男女比 1:3
- d. 5~9歳と50歳代の2峰性
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
35. 多発性筋炎(PM)・皮膚筋炎(DM)について正しいのはどれか、2つ選べ。(2018-35)
- a. PM/DM患者の針筋電図では高振幅・長持続電位を示す。
- b. 抗Jo-1抗体は診断上重要である。
- c. 筋CTや筋MRIは罹患筋の分布を調べるのに有用である。
- d. 筋炎には遺伝子診断が有用である。
- e. PM/DMの心筋障害ではCK(BB型)が上昇する。
答. b,c
13.多発性筋炎皮膚筋炎(p10,12,15-18)
- a. 低振幅、短持続電位
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
36. 多発筋炎、皮膚筋炎の診断に有用でない検査はどれか。1つ選べ。(2018-36, 2019-34, 2020-34, 2021-34, 2023-34)
- a. 筋逸脱酵素
- b. 針筋電図
- c. 筋MRI
- d. 筋生検
- e. 体性感覚誘発電位
答. e
13.多発性筋炎皮膚筋炎(p12-19)
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
37. 皮膚筋炎(DM)の所見として特徴的なのはどれか、2つ選べ。(2018-37)
- a. Gottron徴候
- b. Heliotrope疹
- c. myotonia
- d. pseudohypertrophy
- e. fasciculation
答. a,b
13.多発性筋炎皮膚筋炎(p20-23)
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
38. 多発性筋炎、皮膚筋炎で障害されにくい筋はどれか。1つ選べ。(2018-38, 2019-35, 2020-35, 2021-35, 2023-35)
- a. 上腕二頭筋
- b. 内眼筋
- c. 咽頭筋
- d. 大腿四頭筋
- e. 腸腰筋
答. b
13.多発性筋炎皮膚筋炎(p10) 体幹、四肢近位筋群、頸筋、咽頭筋の筋力低下が多い
ユニット4 強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎
39. 混合性結合組織病で認めにくいのはどれか、1つ選べ。(2018-39)
- a. ソーセージ様手指
- b. 皮膚硬化
- c. 皮膚潰瘍
- d. 進行性腎機能障害
- e. レイノー現象
答. d
14.混合性結合組織病(p4,8,10)
- e. 重要所見
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
40. 最も生命予後の良い疾患は次のうちどれか、1つ選べ。(2018-40)
- a. 全身性エリテマトーデス
- b. 高安動脈炎
- c. 顕微鏡的多発血管炎
- d. 多発血管炎性肉芽腫症
- e. 悪性関節リウマチ
答. b
ユニット1 自己免疫疾患総論
41. 誤っているものを2つ選べ。(2018-41)
- a. 多発血管炎性肉芽腫症ではPR3-ANCAが陽性となる。
- b. 悪性関節リウマチではPR3-ANCAが陽性となる。
- c. 顕微鏡的多発血管炎ではMPO-ANCAが陽性となる。
- d. 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症ではPR3-ANCAが陽性となる。
- e. 高安動脈炎ではANCAは陰性である。
答. b,d
9.小血管炎
- b. RF
- d. MPO-ANCA
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
42. 高安動脈炎の診断で有効性の低いものはどれか、1つ選べ。(2018-42)
- a. 抗核抗体
- b. 橈骨動脈の左右差
- c. 血圧の左右差
- d. 血管雑音
- e. MRIアンギオグラフィー
答. a
3.大中血管炎(p24)
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
43. 回盲部潰瘍を生じる可能性の最も高い疾患は次のうちどれか、1つ選べ。(2018-43)
- a. 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
- b. 顕微鏡的多発血管炎
- c. 高安動脈炎
- d. 多発血管炎性肉芽腫症
- e. ベーチェット病
答. e
1.自己免疫疾患の症候(p51)
ユニット1 自己免疫疾患総論
44. 原発性シェーグレン症候群患者で通常認められないものはどれか、1つ選べ。(2018-44)
- a. 多発性関節痛
- b. リンパ節腫大
- c. 乾燥性角結膜炎
- d. 間質性肺炎
- e. 肝脾腫
答. e
8.シェーグレン症候群と類縁疾患
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
45. 原発性シェーグレン症候群で認めにくい検査成績、症状はどれか、1つ選べ。(2018-45)
- a. 関節痛
- b. ネフローゼ症候群
- c. うつ状態
- d. リウマトイド因子陽性
- e. 齲歯
答. b
8.シェーグレン症候群と類縁疾患
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
46. ベーチェット病で正しいのはどれか、1つ選べ。(2018-46)
- a. ステロイド抵抗性の神経ベーチェットにメトトレキセートが有効である。
- b. MPO-ANCA陽性が診断上重要である。
- c. 病型に関わらずプレドニゾロンは最低40mg/日が必要である。
- d. 陰部潰瘍は無痛性である。
- e. HLA-B52と関連がある。
答. a
7.自己炎症症候群(p23,29)
- b. ANCA関連血管炎
- d. 有痛性
- e. HLA-B51
ユニット5 膠原病の皮膚病変、呼吸器病変、耳鼻咽喉病変、血管炎症候群、シェーグレン症候群、自己炎症性疾患
47. AA型アミロイドーシスをきたさないのは次のうちどの状態か、1つ選べ。(2018-47)
- a. 関節リウマチ
- b. 結核
- c. 成人発症スチル病
- d. 長期血液透析
- e. ベーチェット病
答. d
2.自己免疫疾患の検査(p4,54)
ユニット1 自己免疫疾患総論
48. NSAID潰瘍の特徴はどれか、1つ選べ。(2018-48)
- a. 回盲部に深い潰瘍を形成する。
- b. 約半数が無痛性である。
- c. COX-2阻害薬を用いても発症率は変わらない。
- d. ほぼ70%にヘリコバクターピロリが認められる。
- e. ほとんどが単発性である。
答. b
19.関節リウマチの内科的治療
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患
49. 通常、抗リン脂質抗体症候群では認められない症状はどれか、1つ選べ。(2018-49)
- a. 梅毒反応偽陽性
- b. 深部静脈血栓症
- c. 脳梗塞
- d. 習慣流産
- e. ネフローゼ症候群
答. e
20.抗リン脂質抗体症候群(p5,12)
ユニット3 全身性エリテマトーデス、高リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病
50. 薬剤と副作用の組み合わせで誤っているのはどれか、1つ選べ。(2018-50)
- a. メトトレキセート - 間質性肺炎
- b. インフリキシマブ - アナフィラキシーショック陽性
- c. トシリズマブ - 蛋白尿
- d. エタネルセプト - 血管炎
- e. 経口金剤 - 下痢
答. c
18.関節リウマチの外科的治療
ユニット2 関節リウマチとその類縁疾患